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SNS使い分け
【2015年】SNS最新情報から考える、企業のSNS使い分けポイントまとめ 〜Instagram・LINE・YouTube編〜

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LINEやInstagramなど新たなSNSの台頭によって、SNS利用スタイルが多様化する中、企業は、どのSNSをどう使い分け、連携させるべきでしょうか?

前回の「Facebook・Twitter編」に続き、今回は、Instagram/Twitter/YouTubeについて、それぞれのユーザー属性、ガールズ(20代女性)利用スタイル、企業アカウントの実態、使い分けポイントを整理していきたいと思います。

  • Instagram概況&ガールズ利用スタイル
  • Instagram 企業アカウントの利用実態、使い分けポイント
  • LINE概況&ガールズ利用スタイル
  • LINE 企業アカウントの利用実態、使い分けポイント
  • YouTube概況&ガールズ利用スタイル
  • YouTube 企業アカウントの利用実態、使い分けポイント
  • まとめ

instagram概況&ガールズ利用スタイル

今まさに急激にユーザー数を伸ばしているInstagram!
先月、全世界のユーザー数が4億人を突破したと発表し(2015年9月, Instagram公式発表)、Twitterのユーザー数を追い抜いたことと、その急激な成長率で、世界を驚かせました。

国内でも「20代女性」を中心にユーザーが急増中!ファッションやトレンドへの感度が高く、オシャレでリア充な女性、デザイナーやカメラマンなどクリエイティブな人が多いと言われています。

▼Instagram国内ユーザーの年代比率に関する調査結果(出処:App Abe Report, 2014/12, 国内約3万台のAndroid端末を分析)
Instagram_user

また、私たちの調査では、Instagramを最も頻繁に使っている人は、他のSNSを最も頻繁に使っている人に比べて、「雑誌を購読している」人が多いという結果も出ています。(N=330人、2015年、WEBアンケート調査)

「投稿」のスタイルは、上手に撮れたお料理の写真や子供の写真など、Facebookにはちょっと投稿しづらいような日常の一コマでも、Instagramなら(写真さえキレイなら)投稿しやすいというところが、魅力になっているようです。

また、「閲覧」メインで、雑誌感覚で眺める利用スタイルも人気です。

フォローしているアカウントについて尋ねると、Instagramユーザーの約半数が「国内の有名人」をフォロー、約1/3が「海外の有名人」をフォローしていると答えていて、モデルやタレントなどオシャレな人をフォローして、雑誌のように購読したり、有名人のブログ代わりに購読するスタイルが目立ちます。

▼Instagramフォロー状況(N=83, 20代女性Instagramユーザー)
insta_follow

「写真+ハッシュタグ」が中心のコミュニケーションなので、言語の壁を超えやすいのも特徴で、気軽に投稿した写真に対して海外からコメントが付いたりすることも魅力の1つだといいます。(2015年, グループインタビューより)

 

Instagram 企業アカウントの利用実態、使い分けポイント

Instagramユーザーは、「ハッシュタグ検索」でフォローしたいアカウントを積極的に探す傾向があり、(有名人・非公式アカウントを除く)企業アカウントに関しても、積極的にフォローする傾向があります。

私達の調査では、「20件以上フォローしている」が最も多く、他のSNSと比べても最も企業アカウントフォローに積極的な姿勢がうかがえました。

▼Instagramにおける有名人・非公式アカウントを除く、企業アカウントのフォロー状況(N=83, 20代女性Instagramユーザー)
insta_business_follow

 

フォローする理由としては、「好きなブランド・商品だから(47.0%)」の他にも、「ファッションの参考に」「インテリアの参考に」「ヘアメイクの参考に」といった理由が上位に挙がっていて、雑誌のように写真を眺めて楽しい、インスピレーションを得られるアカウントが好まれる傾向がうかがえます。

▼Instagram企業アカウントをフォローする理由(N=83, 20代女性Twitterユーザー)

insta_style

 

また、Instagram活用のメリットとして、ハッシュタグを使った写真投稿キャンペーンを展開しやすいという点が挙げられます。

例えば、今年2015年4月24日~2015年5月31日に開催された正露丸の「Instagram写真投稿キャンペーン お出かけ時のバッグの中身をシェア」キャンペーン。
「#正露丸キャンペーン」というハッシュタグをつけ、InstagramかTwitterで「お出かけ時のバッグの中身」を投稿するというもの。

雑誌や有名人のSNSで良く見かける「バッグの中身の写真」 のようなイメージで、実際に人気読モともコラボ。一般ユーザーからも、可愛いポーチや化粧品、その他のこだわりアイテムなど、女子力高めのグッズが寄せられました。

2015ss_dokumo

スクリーンショット 2015-10-18 22.54.42

「本当は(自分の女子力の高さを)みんなに見て欲しいけど、自分から投稿するのはちょっと気が引ける・・・」という乙女心を押さえたキャンペーン企画と言えるのではないでしょうか。

「薬」を題材としたSNSキャンペーンは、一見難しそうに思うかもしれませんが、利用シーンではなく携帯シーンを切り取ることで、お出かけ・旅行といった楽しいイメージや、オシャレで女子力高めのイメージを添えて、キャンペーンを盛り上げることもできます。

 

▼instagramの使い分けポイント

  1. 企業アカウントを積極的にフォローするユーザーが多いので、憧れの対象になるような、眺めているだけで楽しい写真コンテンツを発信できる場合にはぜひ活用したいSNS
  2. 典型的には、ファッション、インテリア、ヘアサロン、ネイルサロン、旅行、料理教室、ガーデニングなど…
  3. 雑誌を企画するように、アカウントの切り口を企画すると良い
  4. ターゲット層としては、10〜20代など比較的若い層がメインターゲットという場合に相性が良い。特に、オシャレ・トレンドへの感度が高くリア充な人、クリエイティブ志向が強い人にリーチしたい場合に相性が良い。
  5. 写真が中心で言語の壁を超えやすいので、海外へ広く発信したい場合にも相性が良い。
  6. ハッシュタグを活用したフォトコンテストで、質の高い写真を集めやすい。「多くの人に見てほしい」というユーザー心理をとらえて企画する。

LINE概況&ガールズ利用スタイル

世界では月間アクティブユーザー数、1億8,100万人(2015年4月, 出処:「LINE 2015年4-9月期 媒体資料」)と他SNSに比べてやや少ないLINEですが、国内登録者数は、5,800万人を突破!
国内では、FacebookやTwitterの2倍以上のユーザーを抱え、幅広い年齢層に利用されています。
そのうち約7割は「毎日LINEアプリを利用」していて(2015年, 出処:「LINE 2015年4-9月期 媒体資料」)、今やケータイメール代わりの連絡ツールとして、なくてはならないインフラのような存在になりつつあります。

▼LINE世代別利用状況
h26_line
(参照:総務省 平成26年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査<速報>(PDF)

私たちが行った、20代女性を対象としたアンケート調査でも、LINEの利用スタイルとして、「メール代わりに使っている」人がダントツで多く(88%)、「家族との近況報告に利用している」ユーザーも36.6%と比較的多い結果となりました。

また、「仲の良い人とグループトークをしている」という人も過半数となり(64%)、1:1のメール文化が、LINEによって変わってきて「グループトーク」文化が定着しつつあることがうかがえます。

▼LINE利用スタイル(N=216, 20代女性LINEユーザー)
line_userstyle

また、LINEホームに関しては、80%以上のユーザーがホームの存在自体は知っているものの、「利用していない(36%)」「チェックはするが投稿やコメントはしない(24%)」人たちが多く、なかなか活用しきれていない様子も垣間みられました。

▼LINEホームの利用方法(N=216, 20代女性LINEユーザー)
line_home

 

LINE 企業アカウントの利用実態、使い分けポイント

LINEにおける企業アカウントのフォロー数は、「友達になっていない」が最も多く、積極的に購読するInstagramとは対象的な結果となりました。
LINEは、親しい友人・家族間の連絡ツールであり、PUSH性も強いだけに、企業からの投稿に煩わされたくないという傾向が強く出ているのではないでしょうか。

▼LINEにおける企業アカウントフォロー数(N=216, 20代女性LINEユーザー)
line_business_follow

 

また、企業アカウントのフォロー理由としては、他SNSでは「好きなブランドだから」が最も多くなる傾向があるのに対し、LINEでは「スタンプが欲しかったから」がダントツで多い(67%)結果となりました。
ただ、スタンプを入手した後に、アカウントをブロックしたり、LINEホーム上の投稿も見ていないユーザーが多いと考えられることから、「スタンプを使えば使うほど、ブランドへの好感度がUPする」というように、スタンプ自体をブランドの認知度・好感度UPに直結するブランディングツールとして企画していくのが得策だと考えられます。
1,000万円近い予算が必要になる公式スタンプの他に、誰でも無料でスタンプを売り出せるクリエイターズスタンプもあるので、キャラクターを持っている企業や自治体では、うまく活用できる可能性があるのではないでしょうか。

▼LINEにおける企業アカウントフォローの理由(N=216, 20代女性LINEユーザー)
line_business

次いで「お得なクーポン等を発信しているから(34%)」という理由でのフォローが多く、飲食店やコンビニ、ドラッグストアなど日常的に利用するようなお店では、クーポン発行による集客効果を狙うことも考えられます。
商店街のお店など、地元密着型の小規模事業者にとっては、「LINE@」も活用しやすいと考えられます。

▼LINEの使い分けポイント

  1. 幅広い世代間で、親しい友人・家族間の連絡ツールとして、最もメジャーなツールとなっているため、企業ブログ等では「LINEシェア」ボタンが必須!
  2. 企業アカウントによるPUSH型投稿を嫌う傾向があるため、スタイル提案や読み物コンテンツの発信には不向き。
  3. 日常的に使うお店で、クーポン発行による集客には相性が良い。
  4. スタンプを使って、ブランドの認知度・好感度を高める施策が考えられる。

youtube概況&ガールズ利用スタイル

世界で10億人以上(2015年, 出処: youtube公式)、国内でも約5,000万人(2015年1月, 出処:ニールセンニュースリリース)が利用する、最大の動画SNS「YouTube」は、幅広い世代に、幅広いスタイルで利用されています。

端末別(パソコン・携帯)の利用率をみると、20〜30代は、スマホでの視聴がPCの2倍近いのに対し、50〜60代ではPCによる視聴の方が多く、世代によって利用スタイルが異なることが分かります。

▼端末別利用率
youtoubeuserstyle
(参照:「平成26年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」の公表

20代女性の利用スタイルとしては、「スマホを中心に、スキマ時間の暇つぶしに利用」している様子が目立ちます。

「お一人様タイム」がある独身社会人では、寝る前の時間に、お笑いなどのおもしろ動画や、動物の癒し動画、趣味に関する動画などをチャンネル登録して視聴することで、日々の疲れを癒している様子もうかがえました。

また、「テレビの代わり」に視聴したり、移動中などにミュージックビデオを視聴し音楽を楽しむスタイルも見られます。

▼youtube利用スタイル(N=330, 20代女性)
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また、ママ層では「子供をあやすため」に、子供向けの番組や音楽を再生するという利用スタイルが、TOP2にランクインしています。

YouTube 企業の使い分けポイント

例えば、ヨガ教室・英語教室・音楽教室・お料理教室など「習い事」系では、教室の一部コンテンツを動画で配信することで、生徒さんが復習のために視聴し、満足度UPに繋がると共に自然なシェアによる口コミに繋がったり、検索エンジン経由で訪れた新規ユーザーにとっても教室の様子をイメージしやすく体験申込み率がUPするなどの効果を期待できます。

ヨガなら、夜寝る前に自宅で毎日実習できる15分ずつの動画コンテンツを用意しておけば、教室に通っている生徒さんも自宅学習しやすく効果が高まりますし、自然な口コミや新規獲得にも繋がるなら一石三鳥ではないでしょうか。

ママ層に向けては、例えば、ロッテの「カフカ」という商品のテーマ曲「ふかふかかふかのうた」は、赤ちゃんの泣きやませSONGとして、3年前にUPされてから公式動画で1,187万回以上再生され、「15分連続再生」などのユーザー編集バーションも含めるとおそらく「億」の単位で再生されています。
ママを対象した商品であれば、赤ちゃんが泣き止んだり、子供が夢中で観てくれるような動画コンテンツを用意することで、認知度UP・ロイヤリティUP施策になります。

▼youtube使い分けまとめ

  1. 20代〜30代は、スマホで隙間時間に視聴するスタイルがメジャー
  2. 寝る前の自由時間に視聴したい動画(お出かけ系・趣味関連・お料理系・ヨガ等)は、相性が良い
  3. ヨガ教室・英語教室などの習い事系は、撮影コストも低く、既存顧客の満足度UPにもつながりやすいため、費用対効果が高いと考えられる
  4. ママ層を対象とした商品では、泣きやませSONGや子供が繰り返し夢中になる番組・歌・物語などの動画コンテンツを用意する施策が考えられる

まとめ

前回の「Facebook・Twitter編」と併せて、5つの国内主要SNSについて、ざっとユーザー数・ユーザー層、20代女性の利用スタイル、企業アカウント利用実態、使い分けポイントをまとめて参りました。

使い分けを考える際は、ユーザー層(リーチしたいユーザーは誰か)と、相性の良いコンテンツの種類から考えるのが、最も分かりやすいと思います。

例えば、30代以上にも幅広くリーチしたくて、キレイな写真を用意できる場合はFacebookが検討しやすいですし、
クーポンなど価格訴求によって集客できる業種の場合は、TwitterやLINE、
キャラクター系なら、Facebook/Twitter/LINE、
動画なら、YouTubeチャンネルを作りつつ、Facebook/Instagramでも発信する・・・
といったことが考えられます。

Point

 

様々なSNSが普及したことで、企業の活用の仕方も多様化しています。
「うちの業種業態では難しいのでは・・・」と諦めていた場合でも、ほとんどは企画次第で効果的に活用できると思うので、様々な事例にアンテナをはり、”企画力”を磨き続けていく必要があるのではないでしょうか。

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