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地域SNS
地域の魅力を世界中に発信するには?5つの具体例に学ぶ、絶対おさえたい7つのポイント

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”ソーシャル時代には、コストをかけなくても、地域の魅力を世界中に発信できる!”
あなたは、”YES”と思いましたか? それとも、”NO”と思いましたか?

ここでは、地域SNSの5つの具体的事例を挙げながら、「地域ブランド向上に向けたSNSマーケティング」について、外してはならない最重要ポイント7点を解説します。

地域活性化の視点でまとめていますが、どのポイントも、SNSマーケティングの本質的なポイントなので、SNS時代のマーケティング戦略について問題意識を持っている方には、何かしらヒントが見つかるのではないかと思います。

  • 事例01:沖縄CLIP
    • Point 01 魅力的なコンテンツを●●●に発信する
    • Point 02 ●●とSNSコミュニケーションのセンスが不可欠
  • 事例02:北海道Likers
    • Point 03 誰が見ても分かりやすい●●を中核として、SNSで発信・拡散する
    • Point 04 ●●発のコンテンツを活かす
  • 事例03:徳島県「I LOVE TOKUSHIMA」
    • Point 05 ●●をコアファンとして取り込む
  • 事例04:福井県「福丼県」
    • Point 06 ●●の効いた切り口(コンセプト)を考える
  • 事例05:石垣島「USIO DESIGN PROJECT」
    • Point 07 オープンな商品開発=●●開発
  • まとめ:地域の魅力を世界中に発信するには?

[事例01] 沖縄CLIP

沖縄の隠れた魅力を世界に発信し、観光産業を盛り上げようというプロジェクト。

2013年7月のページ開設以来、1年でFacebookファンは40万人突破!
2年経った現在は、約50万人のFBファンを抱え、アクティブなページ運用が続いています。

Okinawa-01

「沖縄CLIP」の最近の投稿を見てみると・・・

ワクワクしてつい「行きたい!」とシェアしてしまいそうなコンテンツや、気になって続きを読みたくなるようなコンテンツがたくさんあります!

Okinawa-02

このように、

  1. 【POINT01】魅力的なコンテンツを継続的に発信する

というのが、まず最初に挙げたい、最重要ポイントになります。

一見、当たり前に思えるかもしれませんが、苦戦しているページはこの点で失敗していることが最も多いように思います。
外部から見るとどうでも良いような自己満足的コンテンツや、宣伝ニュアンスの強い投稿、あるいは場当たり的な対応で運用チームが疲弊しているetc…

魅力的なコンテンツを出し続けるというのは難しいことで、それをどのように実現するか、最初に戦略を持っておく必要があります。

「沖縄CLIP」の場合は、地元在住のフォトライターと契約して、コンテンツ制作を行っています。

  1. 【POINT02】写真とSNSコミュニケーションのセンスが不可欠

どんなに面白い企画を考えても、「キレイな写真」と「運用者のSNSコミュニケーションのセンス」がなければ、成功は難しいでしょう。

そのため、もし自治体の内部で運用していく場合には、カメラが大好きな人に写真を担当してもらったり、SNSコミュニケーションのセンスが優れた人を担当者にアサインする必要があります。
自力で難しそうなら、外部のカメラマンやライターさんと連携していくのも1つの方法ではないでしょうか。

[事例02] 北海道Likers

SNSを活用した地域活性化の先駆的事例である「北海道Likers」は、参考になるポイントがたくさんあります。

「北海道Likers」は、サッポロビール(株)が運営し、観光スポットやイベント情報、グルメ・特産物情 報など、「北海道の独自の魅力」に関する記事を、WEBサイト上に蓄積、Facebook/Twitter/Instagramなど多様なSNSで国内外に発信しています。
2012年4月にスタートし、現在のFacebookファン数は24万人です。

スクリーンショット 2015-07-01 12.49.07

ここでのポイントは、

  1. 【Point03】誰が見ても分かりやすい自社サイトを中核として、SNSで発信・拡散する

という点で、これが、コンテンツ・マーケティングの基本形になります。

一見さんは、まずHPを見て、気に入ったらそのSNSアカウントをフォローするのが普通の流れです。
ですから、SNSを始めたからといって、HPを蔑ろにしてはいけません。
SNSは、メルマガの代わりにはなりますが、HPの代わりにはなりません。

SNSは、時系列に記事が流れていってしまう(フロー型)ので、数ヶ月前の記事を見ようとしたらちょっと面倒です。
一方、HPは、これまでの情報を”ストック”しておいて、「ぱっと見て魅力が伝わる」ようにデザインでき、必要な情報を「検索」したり、カテゴリごとに「一覧」することもできます。

いつ誰が見ても分かりやすいHPを用意して、そこにコンテンツを蓄積しつつ、「HP上で記事を更新したら、SNSでも発信する」という形で購読ツールとして多様なSNSを活用する、それを繰り返しながら購読してくれるファンを増やし、HP(自社メディア)のメディア力を強化していく

というのが、コンテンツ・マーケティングの基本形になります。

HokkaidoLikers-04

それから、「北海道Likers」に是非学びたいポイントとして

  1. 【Point04】ユーザー発のコンテンツを活かす

という点が挙げられます。
SNSマーケティングの醍醐味とも言えるポイントですが、実際にうまくやるのはなかなか難しいところでもあります。

「北海道Likers」では、北海道に関するステキな写真を投稿しよう!とユーザーに呼びかけ、HP内の”GALLERY”ページで一覧できるようにしています。
見てみると、プロのように美しい写真が、毎日頻繁に集まってきていて、観光で訪れた外人さんからの投稿も多いようです!

HokkaidoLikers-02

何かプレゼントが当たる訳でもないのに、どうしてこんなに多くの写真が集まるのでしょうか?
それに、一般ユーザーから集めると、ぱっとしない写真ばかり集まって他の人が見ても楽しくない…という事態に陥りがちですが、どうしてこんなキレイな写真ばかり集まるのでしょう??

それは、「どんな集め方をするか」にかかっています。
「北海道Likers」では、もともと写真が得意なユーザーが集まるSNS(Instagram)を使って、”とびきり良く撮れた写真を、もっと多くの人に見てほしい”という動機を捉えて、写真を募集しています。

反対に「プレゼント」で吊ると、懸賞好きのユーザーが、プレゼント欲しさに、既に自分のケータイに入っているどうでも良い写真を使って応募する…という結果になることがあります。

また、「ハッシュタグ(#)」を使えば、わざわざどこかキャンペーンサイトにアクセスして、メールアドレスなどの個人情報を登録して応募するといった応募の手間がなくなります。
ユーザーは、普段、良く撮れた写真を友達にシェアするのと全く同じように、指定のハッシュタグ(#hokkaidolikers)を付けるだけで「友達+α」に写真をシェアすることができます。

HokkaidoLikers-03

集まった写真の中から編集部が選んだ写真・動画を、SNSで発信!
最近のFB投稿では、2500以上のいいね!、76シェアと、ユーザー発コンテンツを活かして、北海道の魅力が広められている様子が分かります。

どこの町にもきっと、写真が好きで、SNSのセンスに優れた若者がいますから、そういった住民を巻き込んで、彼らの写真・動画を町のPRに活かしていかない手はない、と思いませんか?

[事例03] I Love TOKUSHIMA

沖縄や北海道のように、既に地域ブランドが確立されていて、もともと県外ファンがいるような地域は、最初からアドバンテージがあります。

そんなアドバンテージがなくてもうまく運用している事例がこちら、「I LOVE TOKUSHIMA」という徳島県の事例です。

Tokushima-02

徳島公認キャラクター「すだちくん」の語り口調で、徳島の知られざる魅力をブログとFBで発信しているのですが、自治体や地元企業ではなく、徳島が大好きな地元の個人ブロガーさんが運営しているページのようです。

Tokushima-03

「知名度が低い」と言っていたにも関わらず「I Love Tokushima」というストレートな名前で、1万人以上の人がFBファンになっています。

投稿コンテンツを見てみると・・・
写真もとてもキレイですし、「今年こそ本場で観たい!あつすぎる四国三大祭り」など切り口、タイトルの付け方も非常に上手、SNSコミュニケーションのセンスに長けた方が運用されているのが分かります。

Tokushima-05

そして、ファン全体の約15%にあたる、1,500人前後の人がいいね!をしています。
投稿にいいね!している人の数は、ファンの母数がずっと多い上述の「沖縄CLIP」や「北海道Likers」と比べても、ひけをとらない数値です。

コメントもたくさんついていますし、51シェア、98シェア、とたくさんシェアもされていて、徳島県外の友達にも広がっていると考えられます。

このように、有名な地域じゃなくても、住民の圧倒的な支持を得て、住民がどんどんいいねしたりコメント・シェアしてくれることによって、県外へも発信力を持ち、沖縄や北海道にも勝るほどの発信力を発揮することができるのです。
こういうところが、SNSのとても面白いところ、ではないでしょうか?

そこで、5つ目のポイント!

【Point05】住民をコアファンとして取り込む

Tokushima-04

SNSマーケティングでは、投稿をいつも楽しみにしてくれるコアファンの存在が、決定的に重要です。
皆さんが初めての会合に参加する時に、誰も自分の意見を発言していなかったら、とても発言しづらいですよね。
SNSもそれと同じで、発言しやすい場づくりが必要です。
皆が反応してくれることで、どんどん口コミによる広がりが起きてきます。

地域SNSの場合は、やはりその地域に住んでいる人、その地域出身の人が、最もコアファンになってくれやすいと思いますので、その人たちをしっかり取り込むことがポイントになります。

企業の場合は、既存顧客になります。
新規獲得ばかりに目がむいて、既存顧客のことを蔑ろにしてしまいがちなのですが、そうすると強いコミュニティは作れませんし、「コストをかけずに広まる」どころか「コストをかけても広まらない」という状況に陥ってしまいかねません。

[事例04] 福丼県

”ブランドが確立されていない地域の場合どうしたら良いのか”第2弾は、福井県の「副丼県」というプロジェクト。

福井県は、丼文化の先進県として名乗りを上げ、「福丼県」というWEBサイトとFBページを運用。
福井県内の市区町村や商工会議所なども協力し、実行委員会を作っているようです。

丼ツーリズム構想といって、”美味しい丼を食べに出かけ、その道程や寄り道を楽しみながら福井県の魅力を発見する”、”丼を起点に福井県内外の移動や交流を促進する”というビジョンのもと、運営されているようです。

Fukudonken

このように、◯◯県や◯◯市として、住民以外のファンを集めるのが難しい場合には、地域を代表する特産物や観光名所を切り口とするなど、エッジの効いた切り口、コンセプトを企画するというのが、1つの成功モデルになると思います。

【Point06】エッジの効いた切り口(コンセプト)を考える

「福丼県」では、ローカルTVの番組内で「今週の丼」を特集するコーナーを設けたり、FBグループでその日食べた丼をシェアし合う「丼活」という活動をしています。

ただ、残念ながら、あまり県外に発信できている感じは伝わってきませんでした。

コンセプトの工夫は良かったと思うのですが、
これまで挙げてきたポイントに沿って言わせて頂くなら、
・誰が見ても分かりやすい、一覧性・検索性に富んだHP
・心に響く、魅力的なコンテンツ
・特に写真と、SNSコミュニケーションのセンスが重要
といったあたりが、不十分だった結果、
外への広がりが出づらくなってしまっているのではないか…と、やや勿体無い部分も感じられました。

[事例05] 石垣島「USIO DESIGN PROJECT」

最後に、SNSを用いた商品企画の事例を1つ。

デザインの力で石垣島の魅力を再発見することを目的として、島外からオープンにデザインを募集し、名産品などをリデザインしていくプロジェクト。
石垣市観光文化課が主催で、実際の企画・運営は(株)ロフトワークさんに委託されているようです。

USIO

第1弾は、「名産品」のリデザインだったのですが、
リデザインの対象となるアイテムは、島内の事業者から募集し、10品目を選定。
クリエイターサイト「loftwork.com」でのオンライン公募を通して世界中のクリエイターからリデザイン案を募集。
採用作品は島内事業者と協働しながら商品化されました。

例えば、「花織みんさ」は、「愛の記号」の伝統模様を用いたマスキングテープを作り、雑誌に取り上げられたりして、話題になっているようです。
その他にも、10点の名産品が、クリエイティブなお土産として生まれ変わりました。

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選ばれたクリエイターは、石垣島に招待され、島内事業者とやりとりしながら、更にデザインをブラッシュアップして、商品化していく・・・
それは、石垣島の伝統技術とか魅力について理解を深めていくプロセスそのものですから、その過程をオープンに発信していくと、そのまま素敵な商品開発ストーリーができてしまいますよね!
HPでは、もちろん、この10アイテム1つ1つについて、とてもキレイにストーリーをまとめて掲載しています。

このように、オープンに特産物を開発していくと、「素敵な特産物ができる」というだけでなく、「その過程自体が地域ブランディングに直結」します。

【Point07】オープンな商品開発=ストーリー開発(地域ブランディングに直結)

また第二弾プロジェクトは、「旅」のリデザインということで、24の旅キーワードを挙げて、旅プランを公募し、応募作品212点の中から厳選された10の旅プランを実現したそうです。
そして、旅デザイナーの旅行記をキャンペーンサイト・Facebook等で発信しています。

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当社も旅行代理店さんとの協業プロジェクトで「Facebook女子旅」を企画したことがありましたが、「旅」というテーマでしたら、デザイナーではない一般ユーザーも直接企画に参加しやすいですし、盛り上げやすいテーマだと思います。

観光促進を考える際に、「旅プランそのものを、ユーザーを巻き込んでリデザインしてしまう」というのは、ナイスアイデアですね!
もし、今現在、人気の観光スポットがあまりない地域でも、外から見ると魅力的な物事がたくさん見つかるかもしれません。

【アイデアメモ】 ユーザー参加型「旅」企画で観光促進

[まとめ]「地域の魅力を世界中に発信するには?」7つのポイント

以上に、地域活性化SNSマーケティングのポイントとして、以下の7点をPickUPして解説してきました。

  1. 魅力的なコンテンツを継続的に発信する
  2. 写真とSNSコミュニケーションのセンスが不可欠
  3. 誰が見ても分かりやすい自社サイトを中核として、SNSで発信・拡散する
  4. ユーザー発のコンテンツを活かす
  5. 住民をコアファンとして取り込む
  6. エッジの効いた切り口(コンセプト)を考える
  7. オープンな商品開発=ストーリー開発(地域ブランディングに直結)

苦戦している地域が多いのも現状ですが、
上記のようなポイントをおさえて仕組みを整えれば、住民や観光客を起点に口コミが世界中に広がり、人が次々惹きつけられるような運用も十分可能だと考えています。

7月に行った講演「地域ブランド力向上に向けたSNSマーケティング」の内容をもとに、簡略化してまとめましたので、セミナーに参加されていない方には、分かりづらいところがあったかもしれません。
その際は、SNS上のコメントや以下のお問い合わせフォームより、お気軽にご指摘・質問頂けましたら幸いです。

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